函館2歳ステークスの結果
7月26日(日)、JRA函館 第47回 函館2歳ステークス[GⅢ](2歳オープン 芝1200m)にホッカイドウ競馬から3頭が出走しました。
■4着 タイニーダンサー(牝2)
桑村真明 騎手
「岩田騎手の1番人気の馬を目標に道中は進めることができましたが、外枠だったこともあり、終始外々を回らされた分、最後の伸びが栄冠賞ほどではありませんでした。しかし、馬場がかなり渋ったことも、初芝を考えればこの馬にとってプラスだったと思いますし、本当に頑張ってくれました」
角川秀樹 調教師
「3、4コーナーで勢い良く上がって来た時には『これなら2着はあるかな』と思ったんですが、8枠でしたし、馬群も固まっていたので6頭分くらい外を回らざるを得ず、そこでかなり脚を使いましたから、最後ちょっと伸び切れなかったですね。それでも良く踏ん張ってくれましたし、見込んだ通り、芝でもやれるところをしっかり見せてくれました。現時点の中央のトップ級とでも、それほどレベル差はないと感じましたので、今後の楽しみが益々大きくなりましたね。最大目標はエーデルワイス賞(JpnⅢ・2歳牝、門別1200m)で、そこでも有力馬になる馬だと思ってますので、そこに到る過程をどう選択していくか、このあと馬の状態を確認し、オーナーとも相談して決めていきたいと思ってます。もちろん、すずらん賞(JRA2歳オープン、札幌芝1200m)も選択肢の一つです。今日は応援していただき、有難うございました。」
■8着 ラプレシオーサ(牝2)
服部茂史 騎手
「芝1200mのスピード競馬になったことで、追走するのに苦労しました。道中で息の入るところがなかった分、ジリジリとしか伸びませんでした。芝の感触は悪くなかったので、距離が延びれば芝でも十分戦える力はあると思います」
田中淳司 調教師
「跳びの大きい馬でスタートがそれほど速くはないし、相手もテンに速いのが揃ってる訳ですから、最内枠が懸念材料だったんですが、やはり出てからちょっと置かれ加減になってしまいました。そこから二の脚で押し上げては行ったんですが、自分のペースではなく無理して脚を使ってますし、溜められるような部分もなかったですから、直線に向いた時はもう脚が残ってなかったですね。芝もこなせるとは思いますが、今日の走りを見るとやはり短いとこ向きの馬ではないですよね。今後については、帰って状態を見て、オーナーと相談しながらですが、JRA札幌のコスモス賞(芝1800m)に行くか、地元のフローラルカップ(2歳牝・H3、門別1600m)に向かうのか、じっくり考えたいと思います。」
■13着 リンダリンダ(牝2)
丸田恭介 騎手
「返し馬の雰囲気は芝も合いそうな雰囲気がありました。好スタートを切ることができましたが、周りの馬たちも早く、横にズラッと並ぶ展開に戸惑いを見せていた面はありました。初芝だったことも含め、今回は厳しいレースになりましたが、1度芝を使ったことで再度芝に挑めば、違った結果も期待できると思います」
角川秀樹 調教師
「スタートは良かったんですが、他馬が序盤から密集して前が詰まってしまいましたね。行きかけた所でブレーキが掛かり、スピードに乗り切れませんでした。不利があっての結果なので、これが実力だとは思っていません。今日は結果を残せませんでしたが、この馬もエーデルワイス賞では有力馬の一頭になると思ってますし、タイニーダンサーともども今後のローテーション、使う番組をしっかり考えていきたいですね。」
協力:楽天競馬 スペシャルアドバイザー 古谷剛彦氏、ホッカイドウ競馬支援室 神谷健介氏